Epson Scan 2 取扱説明書
Last modified : 2024.04.02
目次
1. 使用許諾契約 (使用条件)
2. ソフトウェア概要
3. サポートについて
4. 注意/制限事項
5. インストール/アンインストール方法
5.1. ソフトウェアのインストール
5.1.1. スクリプトによる自動インストール
5.1.2. コマンドによるインストール
5.1.3. パッケージマネージャによるインストール
5.1.4. ソースからのインストール
5.2. インストールする際の注意
5.3. ソフトウェアのアンインストール
6. 画像取り込みの流れ
7. Epson Scan 2 の起動
7.1. コマンドからの起動
7.2. メニューからの起動
8. スキャナーの選択
8.1. ネットワーク接続デバイス
8.1.1. メインウィンドウ上でネットワーク設定を実施
8.1.2. ファイルを直接編集してネットワーク設定を実施
9. Epson Scan 2 の機能説明
9.1. スキャナー
9.2. 基本設定
9.3. 拡張設定
9.4. 保存形式
9.4.1. 保存形式の設定画面
9.4.1.1. JPEG
9.4.1.2. PDF
9.4.1.3. TIFF/Multi-TIFF
9.5. 保存ファイル名
9.6. 保存場所
9.7. プレビューボタン
9.8. スキャンボタン
9.9. 環境設定画面
9.9.1. 情報タブ
9.9.2. 全般タブ
9.9.3. カウンタータブ
9.9.4. 省電力タブ
9.9.5. メンテナンスタブ
9.9.6. 本体設定タブ
9.9.7. その他タブ
10. コマンドラインの機能について
10.1. 設定ファイルによるスキャンの実行
10.2. デフォルト設定ファイルの出力
10.3. 設定ファイルの作成
10.4. ローカル接続中デバイスリストの表示
10.5. ネットワークデバイスの接続設定
10.6. ヘルプの表示
10.7. デバイスステータスの取得
本ソフトウェアは、構成するモジュールにより以下の2つの使用許諾契約に従うことを条件にご使用いただけます。
コアパッケージ
■ LGPL-2.1+
プラグインパッケージ
■ EPSON END USER SOFTWARE LICENSE AGREEMENT
これらの使用許諾契約に同意いただけない場合には、本ソフトウェアはご使用になれませんのでご注意ください。
ソースに含まれているバイナリファイルの著作権は、セイコーエプソン株式会社が 保有しています。
これらのバイナリファイルは セイコーエプソンソフトウェア 使用許諾契約書の条件の下で配付されています。
また本ソフトウェアは、無償・無保証で配布いたします。本ソフトウェアの 利用により発生した、いかなる損失・損害についてもセイコーエプソン株式会社では一切の責任を負いません。
Epson Scan 2 は、エプソン製スキャナーと複合機を制御するLinux に対応したソフトウェアです。
独自のフロントエンド提供によりグラフィカルインターフェイスを介して、
スキャナーの各種設定を指定可能とし、取り込んだ画像は各種ファイル形式で保存可能です。
USB接続に加え、ネットワーク接続が使用可能なスキャナーでは、ネットワーク接続でも使用可能です。
独自のフロントエンドを介してのスキャナー制御に加えて、コマンドラインからのスキャナー制御も可能です。
基本的に本ソフトウェアに関するユーザーサポートは行っておりません。
- スキャナー、複合機の修理または消耗品の購入など、ハードウェアに 関する内容につきましては、
エプソン販売株式会社にお問い合わせいただきますよう、お願いいたします。
- 本ドキュメントは、Epson Scan 2をお使いいただく上での使用方法、困ったときの対処方法などについて説明しています。
ご使用になるスキャナーについては、スキャナーに添付のマニュアルをご覧ください。
以下のいずれかの方法で、ダウンロードしたパッケージをインストールしてください。
ダウンロードしたパッケージに含まれるスクリプト(install.sh)をターミナルで実行してください。
$ ./install.sh
以下のコマンドを入力することでインストールスクリプトについての簡単な説明が表示されます。
$ ./install.sh --help
コマンドによりインストールを行う場合は、複数のパッケージをインストールする必要があります。
ターミナルを開き、コマンドラインから本ソフトウェアパッケージの インストールを、明記した順番に実行して下さい。
注)以下は、root権限で実行する必要があります。
[RPM]
- コアパッケージのインストール
- プラグインパッケージのインストール(ネットワークスキャンやオプションの画像処理機能を使用したい場合)
$ rpm --upgrade epsonscan2-{ver}–{rel}.{arch}.rpm
$ rpm --upgrade epsonscan2-non-free-plugin-{ver}–{rel}.{arch}.rpm
[DEB]
- コアパッケージのインストール
- プラグインパッケージのインストール(ネットワークスキャンやオプションの画像処理機能を使用したい場合)
$ dpkg --install epsonsacn2_{ver}–{rel}.{arch}.deb
$ dpkg --install epsonscan2-non-free-plugin_{ver}–{rel}.{arch}.deb
ver: パッケージのバージョン
rel: パッケージのリリース番号
arch: パッケージのアーキテクチャー
※ネットワークスキャンを行うには、ネットワーク接続デバイスの設定を行う必要があります。
参照:「8.1. ネットワーク接続デバイス」
パッケージマネージャを使用して、本ソフトウェアのパッケージをインストール してください。
注)ご利用になる環境(ディストリビューション)によって手順・挙動が異なる場合がございます。
- バイナリパッケージのアイコンをダブルクリックする ダウンロードしたバイナリパッケージ(.deb/.rpm)を直接ダブルクリックすることでインストールボタンが表示されます。
- バイナリパッケージのアイコンを右クリックする ダウンロードしたバイナリパッケージ(.deb/.rpm)を右クリックすることで、表示されるメニュー内にインストール実行項目があります。
以下の順番でパッケージインストールを実行してください。
- コアパッケージ
- プラグインパッケージ
ソースからEpson Scan 2をインストールすることが可能です。
cmakeによるビルドの方法は以下の手順に従ってください。
- ソースパッケージを解凍し、ソースパッケージ内に移動する
- ビルドに必要なライブラリのパッケージをインストールする
- cmakeを実行する
- makeを実行する
- make install を実行する
- インストール完了
$ cd epsonscan2-x.x.x.x-x
ソースパッケージ内のinstall-depsスクリプトを実行することで
epsonscan2のビルドに必要なパッケージが自動的にインストールされる(スクリプト実行時はネットワークに接続してください)
$ ./install-deps
$ cmake .
以下の環境変数を指定することが可能環境変数名 | 設定内容 |
---|---|
EPSON_INSTALL_ROOT | インストール先の指定 (フルパス) |
BUILD_TYPE | Release または Debug を指定 |
$ make
$ sudo make install
Epson Scan 2 のインストール中にエラーが発生した場合は以下を参考に再度インストールを行って下さい。
- パッケージをインストールする順番が正しくない
- Epson Scan 2 をインストールするために必要なパッケージが不足している
対処方法:
「5. インストール/アンインストール方法」に記載された手順に従ってインストールを行なって下さい。
自動インストールスクリプトを使用することで、自動的に正しい順番でパッケージをインストールします。
対処方法:
$ epsonscan2 depends on libQt5Core (>= 5.2.1); however:
Version of libQt5Core on system is 5.1.4-1.
$ epsonscan2: error while loading shared libraries: libQt5Widgets.so.5: cannot open shared object file: No such file or directory
$ epsonscan2 depends on libjpeg8 (>= 8c); however:
Package libjpeg8 is not installed.
コマンドラインからのインストールにて、上記のようなエラーが表示された場合
赤字の不足パッケージを以下のコマンドでインストールし、再度Epson Scan 2のインストールをお試し下さい。
[RPM]
$ yum install qt5-qtbase-5.2-devel
$ yum install libjpeg-devel
または
$ dnf install qt5-qtbase-5.2-devel
$ dnf install libjpeg-devel
または (openSUSEの場合)
$ zypper install qt5-qtbase-5.2-devel
$ zypper install libjpeg-devel
[DEB]
$ apt-get install qtbase5-5.2-dev
または
$ apt-get install qtbase5-dev
$ apt-get install libjpeg-dev
※上記コマンドは管理者権限で実行してください。
※上記コマンドはネットワークに接続してから実行する必要があります。
パッケージマネージャ等を使用して、本ソフトウェアのパッケージをアンインストールしてください。
または、ターミナルを開き、コマンドラインから本ソフトウェアパッケージのアンインストールを実行して下さい。
注) 以下は、root権限で実行する必要があります。
[RPM]
- プラグインパッケージのアンインストール ※プラグインパッケージをインストールした場合のみ行います。
- コアパッケージのアンインストール
$ rpm -e epsonscan2-non-free-plugin
$ rpm -e epsonscan2
[DEB]
- プラグインパッケージのアンインストール ※プラグインパッケージをインストールした場合のみ行います。
- コアパッケージのアンインストール
$ dpkg --remove epsonscan2-non-free-plugin
$ dpkg --remove epsonscan2
画像を取り込む手順を簡単に説明します。各ステップでの詳しい説明は、参照先をご覧ください。
- スキャナーとコンピューターの電源をオンにします。
- スキャナーに原稿をセットします。セット方法については、スキャナーに添付のマニュアルを参照してください。
- Epson Scan 2 を起動します。
- [メイン] ウィンドウが表示されます。
- 取り込み装置、イメージタイプ、解像度を設定します。
- 保存形式、保存場所を選択し、保存ファイル名を入力します。
- [スキャン]ボタンをクリックして、取り込みを開始します。
起動の方法は、コマンドを入力する方法と、メニューから起動する方法があります。
参照:「7. Epson Scan 2 の起動」
複数の機種をコンピューターに接続している場合は、
使用するスキャナーを選択してください(1つの機種のみ接続されている場合は、選択する必要はありません)。
Epson Scan 2 を起動するには、以下の2つの方法があります。
コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。
$ epsonscan2
Epson Scan 2が起動します。
複数のスキャナーを使用できる場合は、スキャナー選択ダイアログから使用するスキャナーを選択してください。
メニューに登録されている「Epson Scan 2」のアイコンをクリックします。
※メニューは、ドライバーがインストールされている環境によって異なります。
複数のスキャナーが使用可能な場合(ネットワーク上のスキャナーを含む)は、
メインウィンドウ上部のスキャナーコンボボックスをクリックすることで使用可能なデバイスの一覧が表示されます。
一覧から使用するスキャナーを選択してください。
Epson Scan 2からネットワーク上に直接接続されているスキャナーに接続するための設定方法を説明します。プラグインパッケージをインストールすることで、ネットワーク上に直接接続されているスキャナーに接続できます。
- スキャナーをネットワークに接続し、IP アドレスを設定します。
- メインウィンドウ上でのネットワークの設定はネットワークスキャナーの追加ダイアログ上で実施します。
- 1.で設定したIPアドレスを、ネットワークスキャナーの追加ダイアログ内のアドレスに入力し「追加」ボタンを押下します。
- 入力したIPアドレスが、中央の一覧内に追加されたことを確認し、OKボタンを押下します。
- メインウィンドウが表示されればネットワークでの接続は正常に完了です。
設定手順については、スキャナーに同梱のユーザーマニュアルを参照してください。
ネットワークスキャナーの追加ダイアログを表示する方法は2つあります。
①初めてEpson Scan 2を起動した時
②メインウィンドウ上部のスキャナーコンボボックスをクリックし、そこに表示される「追加」ボタンを押下した時
- スキャナーをネットワークに接続し、IP アドレスを設定します。
- /home/.epsonscan2/Network/epsonscan2.confに利用するスキャナーの情報を記載してください
(.epsonscan2ディレクトリは隠しディレクトリです)。 - Epson Scan 2を起動します。
設定手順については、スキャナーに同梱のユーザーマニュアルを参照してください。
表記方法
[Network]
192.168.11.2
#192.168.11.5
*[Network]セクションは自動的に記載されますが、
万が一記載されていない場合は必ず追記してください。
その下にIPアドレスを記載します。
1行に1つ IPアドレスを記載してください(2つ以上記載しても認識できません)。
行の先頭に#を付けることで、その行は無視されます。
起動時、ネットワーク上のスキャナーが正しく認識すると問題なく起動します。
このとき、複数のスキャナーが接続されているときは、ローカル接続と同様に使用するスキャナーの選択を行なって下さい。
参照:「8. スキャナーの選択」
[メイン]ウィンドウの設定項目と操作方法について説明します。
ご使用のスキャナーを選択できます。
[設定]を選択すると、スキャナーとコンピューターの接続方法を設定できます。
スキャンの方法と、スキャンする画像の仕様(解像度、原稿サイズ、色など)を設定できます。
参考
- ご使用のスキャナーによっては、表示されない項目や設定があります。
ご使用のスキャナーに合わせてこのヘルプをお読みください。 - 選択した機能によっては、スキャンに少し時間がかかります。
■取り込み装置
原稿をセットした装置を選択します。
[自動検知]を選択すると取り込み装置が自動的に選択されます。ただし、スキャナーによっては、[自動検知]を選択できません。
選択肢に表示される[ADF]は、オートドキュメントフィーダーを示しています。
■読み取り面
ADFからスキャンするときの、スキャンしたい原稿の面を選択できます。
参考
この機能は以下の2つを選択した場合に設定できます。
- [取り込み装置]-[ADF]
- [読み取り面]-[両面]
■原稿サイズ
セットした原稿のサイズとセット方向を選択できます。
参考
- ご使用のスキャナーによっては、表示されない項目や設定があります。
ご使用のスキャナーに合わせてこのヘルプをお読みください。 - 選択中の[原稿サイズ]にマウスカーソルを合わせると、実際の用紙サイズ(長さ × 幅)が表示されます。
- セットしたい原稿サイズがリストに表示されていないときは、[ユーザー定義サイズ]を選択して任意のサイズを設定してください。
- 長尺原稿をスキャンするときに原稿サイズがリストに表示されていないときは、
ユーザー定義サイズを作成するか、[自動検知 (長尺)]を選択してください。 - 原稿の長さによって解像度が制限されます。
- サイズの表示単位は、([環境設定])ボタンの[全般]タブで変更できます。
- 自動検知
原稿のサイズを自動的に判別します。
スキャナーや[取り込み装置]の設定によっては選択できません。
長尺原稿には対応していません。
- 自動検知 (長尺)
長尺原稿のサイズを自動的に判別します。3,000 mmまでの原稿を判別できます。
スキャナーや[取り込み装置]の設定によっては選択できません。
参考
- この機能を使用すると、スキャン速度が遅くなることがあります。
- スキャンできる原稿の長さの最大値はスキャナーによって異なります。
長尺原稿の仕様について、詳しくはスキャナーのマニュアルをご覧ください。
■ユーザー定義サイズ画面
[基本設定]タブの[原稿サイズ]で[ユーザー定義サイズ]を選択すると、任意の原稿サイズを設定できます。
- 幅/長さ
原稿の幅と長さを入力します。
- 原稿の長さに合わせる
原稿の長さを自動で判別します。
この機能を使うときは、[長さ]は入力できません。
参考
この機能を使用すると、スキャン速度が遅くなることがあります。
- [閉じる]ボタン
設定を保存して画面を閉じます。
■イメージタイプ
スキャンの目的に合わせて、スキャンした画像を保存するときの色を選択できます。
参考
ご使用のスキャナーによっては、表示されない項目や設定があります。
ご使用のスキャナーに合わせてこのヘルプをお読みください。
- 自動
スキャンした画像の色を自動で判別します。
- カラー
24bitカラー(約1,677万色)でスキャンします。
- グレー
8bit(256階調)のグレーでスキャンします。
- モノクロ
白黒の2値でスキャンします。
■イメージタイプの設定画面
[自動]選択時の判別色など、イメージタイプについての設定ができます。
[自動]選択時の判別色
[イメージタイプ]で[自動]を選択した時に判別する色を設定します。
- カラー/モノクロ
カラーまたはモノクロ(白黒2値)に変換します。
- カラー/グレー
カラーまたはグレーに変換します。
-カラー/グレー/モノクロ
カラー、モノクロ(白黒2値)、またはグレーに変換します。
グレー/モノクロ判定
カラー以外の原稿をスキャンするときに、原稿がグレーかモノクロかを判別するための感度を設定します。
この機能は、[自動]選択時の判別色の[カラー/グレー/モノクロ]にチェックを入れると使用できます。
設定が[グレーより]に近いとグレーで、[モノクロより]に近いとモノクロでスキャンされやすくなります。
■解像度
解像度を設定できます。
参考
- 一覧の中に最適な解像度がないときは、任意の値を入力できます。入力できる数値の範囲はスキャナーによって異なります。
- 原稿の長さによっては、300dpiより高い解像度は設定できません。
■回転
原稿を時計回りに回転させてスキャンできます。スキャンする原稿に合わせて回転角度を選択してください。
[文字の向きに合わせる]を選択して原稿をスキャンすると、文字情報から原稿の上下を判別して画像を回転します。
ただし、画像のサイズなどによって処理に時間がかかることがあります。
[設定]を選択すると、[回転の設定]画面を表示します。[文字の向きに合わせる]を選択したときの回転方法を設定できます。
■書類の傾き補正
原稿の傾きを補正します。
- チェックなし
補正しません。
- チェックあり(給紙時の傾き)
傾いて給紙された原稿の傾きを補正します。
参考
- この機能を使用すると、原稿の傾いていた部分は白で補正されます。
- この機能を使用するときは、[基本設定]タブの[解像度]を600dpi以下に設定してください。
- 傾きすぎている原稿は補正できません。
■スキャン後にページを追加・編集
選択すると、一度スキャンした後に、別の原稿を追加してスキャンしたり、
スキャンしたページを編集(回転・移動・削除)したりできます。
PDFやMulti-TIFFで保存する場合は、スキャンした画像を1つのファイルにまとめて保存できます。
スキャンの完了後、表示された画面で[追加]ボタンを押すと画像を追加できます。
参考
- [追加]ボタンを押して画像を追加するときは、スキャンの設定は変更できません。
■重送検知
複数枚の原稿が同時に給紙されたときに警告を表示するように設定できます。
参考
以下の場合、[重送検知]にチェックを入れても警告は表示されません。
- [基本設定]タブの[取り込み装置]で[キャリアシート]を選択しているとき
- [基本設定]タブの[原稿サイズ]で[プラスチックカード]を選択しているとき
- 設定
[重送検知の設定]画面を表示します。
■重送検知の設定画面
[重送検知]の詳細な設定ができます。
参考
ご使用のスキャナーによっては、表示されない項目や設定があります。
ご使用のスキャナーに合わせてこのヘルプをお読みください。
- 超音波で検知
超音波センサーで重送を検知します。
[検知領域]と[用紙厚設定]を設定すると、検知の精度を高めることができます。
- 用紙厚設定
[超音波で検知]を使うときの原稿の厚さまたは種類を設定します。
- 検知領域
[超音波で検知]で検知する範囲を設定します。
参考
- 原稿内容によっては画像解析に時間がかかり、排紙前に一時停止したり、スキャン速度が遅くなったりすることがあります。
- 原稿の重なり具合によっては重送を検知できないことがあります。
- 端が破損した原稿、不定形の原稿、地の色が濃い原稿の場合は、重送を検知できないことがあります。
- セットした原稿の幅いっぱいに罫線や帯がある場合、または原稿に折り目や縁取りの枠などがある場合は、重送と誤って検知することがあります。
- 原稿が斜めにスキャンされないように、必ず原稿ガイドを合わせてください。
- 閉じるボタン
設定を保存して画面を閉じます。
■白紙ページ除去
原稿の中に白紙ページがあるとき、白紙ページをスキップします。
思い通りに白紙除去できないときは、
[白紙ページ除去] で [設定] を選択し、[除去レベル] を調整します。
参考
- 本来必要なページも白紙としてスキップされる恐れがあります。
- 両面原稿を貼り合わせてスキャンするときは、この機能は使用できません。
- [基本設定]タブの[取り込み装置]で[原稿台]を選択したときは、この機能は設定できません。
■白紙ページ除去の設定画面
原稿の中に白紙ページがあるとき、白紙ページをスキップします。
- [除去レベル]
白紙ページの判定レベルを調整できます。
レベルを強くすると、薄い色が付いた原稿や裏写りした原稿なども白紙としてスキップできます。
- [閉じるボタン]
設定を保存して画面を閉じます。
■背景色
スキャンするときの背景色を切り替えます。
原稿によっては、[背景色]を変更するときれいにスキャンできることがあります。
薄紙に印刷された文字がぼやけてスキャンされるときは、[白]に設定してください。
参考
- 以下のいずれかの設定がされているときは、[黒]に設定され変更できません。 [原稿サイズ]:[自動検知][自動検知(長尺)]/[書類の傾き補正]
- 以下の設定がされているときは、[白]に設定され変更できません。 [取り込み装置]:[原稿台]
[拡張設定]タブでは、スキャンする画像の画質を調整できます。
参考
- ご使用のスキャナーによっては、表示されない項目や設定があります。
ご使用のスキャナーに合わせてこのヘルプをお読みください。 - スキャンする原稿の種類によっては、表示されない項目や設定があります。
- スキャンする前に、ハードディスクの空き容量とメモリーの空き容量が十分にあるか確認してください。
- 選択した機能によっては、スキャンに少し時間がかかります。
■イメージオプション
スキャン画像に適用する効果を選択できます。
- ドロップアウト
指定した色をスキャン画像上から除去して、グレーまたはモノクロで保存できます。
例えば、マーカーや欄外に色ペンで書き込んだ文字を消した状態でスキャンできます。
参考
[基本設定]タブの[イメージタイプ]で[カラー]を選択したときは、この機能は設定できません。
- 背景除去
原稿の背景を除去できます。
[基本設定]タブの[イメージタイプ]で[カラー]を選択したときは、効果のレベルを選択できます。
[強]を選択すると、日光や時間の経過で退色した紙、または色紙などの原稿の背景色を除去できます。
この機能は、背景色が原稿の中で最も明るく均一な色である場合に使用できます。
背景色よりも明るい文字やイラストがあったり、背景に模様があったりすると、正しく適用されません。
参考
[基本設定]タブの[イメージタイプ]で[モノクロ]を選択したときは、この機能は設定できません。
- 文字くっきり
ぼやけている書類の文字をくっきりシャープにできます。
[基本設定]タブの[イメージタイプ]で[カラー]または[グレー]を選択したときに、
効果のレベルを[標準]または[強]から選択できます。
[基本設定]タブの[イメージタイプ]で[モノクロ]を選択したときは、
[設定]ボタンが表示され、[文字くっきりの設定]画面で効果のレベルを詳細に設定できます。
参考
- この機能を使用するときは、[基本設定]タブの[解像度]を600dpi以下に設定してください。
- 原稿の種類や解像度によっては[文字くっきり]が適用されないことがあります。
■文字くっきりの設定画面
[文字くっきり]のレベルを設定できます。
輪郭強調
文字の輪郭(背景との境目)を強調できます。
数値を上げると、薄い文字の輪郭も黒く鮮明になります。
画像のノイズが目立つ場合は数値を下げてください。
[輪郭強調]を高く、[しきい値]を低く設定すると、
白抜き文字のように輪郭だけが黒くなることがあります。
しきい値
モノクロ2値(白か黒か)を判別する境目を調整できます。
数値を上げるほど黒色の領域が増え、数値を下げるほど白色の領域が増えます。
[輪郭強調]を高く、[しきい値]を低く設定すると、
白抜き文字のように輪郭だけが黒くなることがあります。
ノイズ除去レベル
ノイズ(不要な黒い点)を除去するレベルを調整できます。
レベルを上げるほど、大きなノイズを除去できます。
原稿のしわを減らす
原稿のしわによる影を目立たなくすることができます。
[閉じる]ボタン
設定を保存して画面を閉じます。
■明るさ
画像全体の明るさを調整します。
参考
[基本設定]タブでの[イメージタイプ]の設定、または[拡張設定]タブでの設定内容によっては、この機能は設定できません。
■コントラスト
画像全体のコントラスト(明暗比)を調整します。コントラストを上げると、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなります。逆にコントラストを下げると、画像の明暗の差が少なくなります。
参考
[基本設定]タブでの[イメージタイプ]の設定、または[拡張設定]タブでの設定内容によっては、この機能は設定できません。
■ガンマ
画像全体のガンマ(中間域の明るさ)を調整します。
画像が極端に明るすぎたり暗すぎたりするときに、明るさの偏り具合を調整できます。
参考
[基本設定]タブでの[イメージタイプ]の設定、または[拡張設定]タブでの設定内容によっては、この機能は設定できません。
■しきい値
モノクロ2値(白と黒)の境を調整できます。
しきい値を上げると、黒色の領域が増えます。
逆にしきい値を下げると、白色の領域が増えます。
参考
[基本設定]タブでの[イメージタイプ]の設定、または[拡張設定]タブでの設定内容によっては、この機能は設定できません。
スキャンした画像の保存形式を選択できます。
[詳細設定]を選択すると、保存形式ごとに詳細な仕様を設定できます。
対応している保存形式とその拡張子は以下の通りです。
参考
- ご使用のスキャナーによっては、表示されない項目や設定があります。
ご使用のスキャナーに合わせてこのヘルプをお読みください。 - PNMとPNGでは[保存形式の設定]で設定できる項目はありません。
■PNM (*.pnm)
Linuxで多くのアプリケーションソフトが対応しているファイル形式です。
■JPEG (*.jpg)
データを圧縮して保存できるファイル形式です。
圧縮率が高いと画質は劣化し、圧縮前のデータに戻すことはできません。
保存のたびに画質が劣化していきます。
スキャン後に画像を加工するときはTIFF形式で保存することをお勧めします。
■PNG (*.png)
データを圧縮して保存できるファイル形式です。
圧縮によって画質が劣化しません。
■TIFF (*.tif)
グラフィックソフト、DTPソフトなど、多くのアプリケーションソフトでデータを交換するために作られたファイル形式です。
■Multi-TIFF (*.tif)
複数ページを1つのファイルにまとめて保存できるファイル形式です。
1つのファイルにつき200ページまで保存できます。
Multi-TIFF 形式のファイルを開くには、Multi-TIFF に対応のアプリケーションソフトが必要です。
原稿の枚数、解像度の設定、ハードディスクの空き容量によっては、スキャンが途中で止まることがあります。
■PDF (*.pdf)
OSに依存せず、画面表示、印刷結果ともに同様の見栄えが得られる汎用的なファイル形式です。
保存形式ごとに詳細な仕様を設定できます。
■保存形式
スキャンした画像の保存形式を選択します。
保存形式を選択して、詳細な仕様を設定します。
参考
- PNMとPNGでは[保存形式の設定]で設定できる項目はありません。
- ご使用のスキャナーによっては、表示されない項目や設定があります。
ご使用のスキャナーに合わせてこのヘルプをお読みください。
■[閉じる]ボタン
設定を保存して画面を閉じます。
■エンコーディング
エンコード(符号化)方式を選択します。
- [標準]
インターネット上の画像をWebブラウザーで表示するときに、画像の先頭から順次転送して表示する方式です。
- [プログレッシブ]
インターネット上の画像をWebブラウザーで表示するときに、画像を徐々に精細に表示していく方式です。
ダウンロードの途中で画像のおおよそのイメージがわかるメリットがあります。
■画質
画像の圧縮レベルを設定します。
高画質にするとファイル容量も大きくなります。
■ページ数
1つのファイルに保存するページ数を設定します。
[全ページを1ファイルに保存]を選択すると、全てのページをまとめて1つのファイルに保存することができます。
[指定したページ数ごとに保存]を選択すると、指定したページ数ごとに新規でファイルが作成され、複数のファイルに保存することができます。
■圧縮レベル
圧縮レベルを選択します。
参考
-
この機能は[基本設定]タブの[イメージタイプ]でカラーかグレーを選択しているときのみに適用されます。
■画質
画像の圧縮レベルを設定します。
高画質にするとファイル容量も大きくなります。
参考
[TIFF]または[Multi-TIFF]のどちらかで設定した内容はもう片方の設定にも反映されます。
もう片方の保存形式でスキャンしたいときには設定内容を確認してください。
■圧縮
- [モノクロ]
[非圧縮]または[CCITTグループ4]が選択できます。
[CCITTグループ4]を選択すると、画像のファイルサイズを約1/2まで圧縮できます。
スキャンした画像のファイル名を設定します。
ファイル名の先頭に付ける文字列を直接入力します。
保存名称は64文字まで入力できます。
ファイル名の付け方を設定できます。
■連番を入れる
ファイル名にカウンターを追加します。■同一ファイル名は上書きする
チェックを入れると、同じ名前のファイルが存在するときに、そのファイルに上書き保存します。
スキャンした画像の保存場所を選択できます。
[その他]を選択すると、[保存場所の設定]画面が表示され、任意のフォルダーを選択または新規作成できます。
プレビューでは、低解像度で仮スキャンした画像を表示して、
取り込み範囲を指定したり、画質の調整結果を確認したりできます。
[プレビュー]ボタンをクリックすると、原稿を仮スキャンします。
ドライバーの右側にプレビューウィンドウが表示されます。
ボタンをクリックすると、スキャンを開始できます。
各タブでEpson Scan 2の動作環境を設定できます。
参考
ご使用のスキャナーによっては、表示されない項目や設定があります。
ご使用のスキャナーに合わせてこのヘルプをお読みください。
■[閉じる]ボタン
設定を保存して画面を閉じます。
選択されているスキャナーの情報を確認できます。
■表示単位
Epson Scan 2で表示されるサイズの単位を選択します。
■最後に使用した設定を適用する
チェックを入れると、Epson Scan 2を閉じるときに、プレビュー画像や各種設定を保存します。
次に起動したときには、最後に使用した設定が表示されます。
■スキャン後、保存フォルダーを開く
チェックを入れると、スキャンが終了した後に、保存先のフォルダーが開きます。
■精細モードを使用する
高画質でプレビューします。チェックを外すと高速でプレビューします。
プレビュー後に画質を調整するときは、チェックを入れることをお勧めします。
[カウンター]タブでは、スキャナーの総スキャン枚数や消耗品の状況を確認できます。
参考
ご使用のスキャナーによっては、表示されない項目や設定があります。
ご使用のスキャナーに合わせてこのヘルプをお読みください。
■スキャンカウンター
ご使用のスキャナーでスキャンした総枚数やエラーが発生した回数が表示されます。
■給紙ローラーキット/給紙ローラー/分離ローラー/分離パッド
新しい消耗品に交換したときに交換したときに、メッセージに従ってスキャン枚数をリセットしてください。
通知枚数設定:消耗品の交換時期をお知らせするスキャン枚数を変更します。
スキャン枚数が耐用枚数または[通知枚数設定]で設定した値を超えると、
Epson Scan 2起動時に、消耗品交換のメッセージが表示されます。
メッセージが表示されたら、新しい消耗品に交換してください。
給紙ローラーを交換せずに使用し続けると、複数枚の原稿が同時に給紙されたり、紙詰まりしたりする原因になります。
スキャナーを一定時間使用しないときの、スキャナーの省電力機能を設定できます。
参考
ご使用のスキャナーに合わせてこのヘルプをお読みください。
■スリープ移行時間設定(分)
スキャナーがスリープモードに移行するまでの時間を、分単位で設定します。
■自動電源オフ設定(分)
スキャナーの電源を切るまでの時間を、分単位で設定します。
自動電源オフ機能を使用しないときは、[なし]を選択してください。
■非接続時電源オフ
USBポートを含む全てのポートが切断されると、スキャナーは30分後に自動で電源を切ります。
■ダイレクトパワーオン
スキャナーが電源に接続されたときに、電源ボタンを押さなくてもスキャナーの電源をオンにできます。
参考
ご使用のスキャナーに合わせてこのヘルプをお読みください。
■定期清掃
[本体設定]タブでは、スキャナーの設定を変更できます。
■ガラス面汚れ検知
スキャナー内部のガラス面の汚れを検知するかどうかを選択できます。
汚れを検知するには、[オン(低感度)]から[オン(高感度)]の間でレベルを選択します。
参考
汚れを検知したときにお知らせを表示させるには、この画面で[ガラス面汚れ検知]
を有効にして、Epson Scan 2の[環境設定]画面 - [通知]タブ - [ガラス面の汚れを
通知]を有効にしてください。
■原稿保護
以下の状態を検知したときにすぐにスキャンを停止して、原稿の破損を軽減します。
レベル | 説明 |
---|---|
オン(低感度) | 原稿の傾きを検知するレベルを下げます。 |
オン(中感度) | ステープラーなどで綴じられた原稿の傾きや、 [オン(低感度)]では検知できない原稿の傾きを検知します。 |
オン(高感度) | 原稿の傾きを検知するレベルを上げます。 |
重要
参考
原稿の先端がそろっていないと、正しくスキャンされていても、給紙異常と誤って検知することがあります。
■重送検知時動作
重送を検知したときの動作を選択します。
スキャンした画像に問題がないときは、スキャンを再開してください。
参考
ご使用のスキャナーによっては、表示されない項目や設定があります。
ご使用のスキャナーに合わせてこのヘルプをお読みください。
■Epson Scan 2を初期設定に戻す
[初期化]ボタンを押すと、ネットワークスキャナーの設定情報を除くEpson Scan 2の設定を初期化します。
参考
インストールされている全てのスキャナーの設定を初期化します。
Epson Scan 2はコマンドラインからコマンド入力により、
設定ファイルを使用した画像取り込みができます([メイン]ウィンドウは表示されません)。
スキャン設定ファイルの設定に従い、スキャンを行うには、以下のように"--scan" または"-s"をオプションに指定します。
$ epsonscan2 --scan [DeviceID|IP Address] [ScanSettingFilePath]
各パラメーターの意味は以下の通りです。
パラメーター | 意味 |
---|---|
DeviceID|IP Address | デバイスID*もしくはIPアドレスを指定する。 デバイスID+コロン+バス番号+コロン+デバイス番号で記載することで、 同デバイスID機種を複数接続して同時にコントロールすることも可能。例) DS-870:001:003 *デバイスID/バス番号/デバイス番号は”--list”コマンドで一覧を表示させることが可能。 参照:[10.4. ローカル接続中デバイスリストの表示] |
ScanSettingFilePath | スキャン設定ファイル(SF2/sf2ファイル)のフルパス。 空白文字を含むときはダブルクォーテーションで挟むこと。 |
- 接続されているスキャナーが1つのみの場合、 [DeviceID|IP Address] は省略可能です。
- 接続されているスキャナーが複数存在している場合、
[DeviceID|IP Address] を省略すると最初に認識されたサポートしているスキャナーを使用します。
指定したスキャン設定ファイルに記載されていないパラメーターの項目や書式が間違っている項目がある場合は、
その項目のパラメーターはデフォルト値でスキャンが実行されます。
本オプションが指定された場合、コマンド入力と同時に、読み取り動作が開始されます。
その際の動作は以下の通りです。
- 起動時に、メイン画面の表示はされない。
- ファイル保存が完了後、アプリケーションを終了する。
- スキャン中にキャンセルが行われた場合、アプリケーションを終了する。
- スキャン中にエラーが発生した場合、コマンドラインにエラーメッセージを表示し、その後アプリケーションを終了する。
デフォルトのスキャン設定ファイルを出力するには、以下のように"--create" または"-c"をオプションに指定します。
$ epsonscan2 --create
接続中機種のデフォルト設定値のスキャン設定ファイルをカレントディレクトリに出力します。
ファイル名は”DefaultSettings.SF2”。
スキャン設定ファイルを作成するには、以下のように"--edit" または"-e"をオプションに指定します。
$ epsonscan2 --edit [ScanSettingFilePath]
各パラメーターの意味は以下の通りです。
パラメーター | 意味 |
---|---|
ScanSettingFilePath | 出力先のスキャン設定ファイル(SF2/sf2ファイル)のフルパス。 |
※WindowsのSF2ファイルとは非互換
本オプションが指定された場合は、Epson Scan 2起動時に以下の動作となります。
- 起動時に、メイン画面が表示される。
- 「スキャン」ボタンの表示は「保存」ボタンとなり、スキャンの実行ではなく、読み取り設定ファイルの保存を行います。
既存のスキャン設定ファイルが指定された場合には、その内容を読み取り、起動時のメイン画面の設定に反映されます。
ドライバーが認識している(ネットワーク接続デバイス以外の)スキャナーの一覧を表示するためには、
以下のように"--list" または"-l"をオプションに指定します。
$ epsonscan2 --list
サポートしているスキャナーが接続されていない場合、listコマンドは何も表示しません。
ネットワークスキャンのためのIPアドレスを登録するには、以下のように"--set-ip " または"-i"をオプションに指定します。
$ epsonscan2 --set-ip [IP]
各パラメーターの意味は以下の通りです。
パラメーター | 意味 |
---|---|
IP | 接続先のIPアドレス。 |
64文字より長いIPアドレスは追加できません。
Epson Scan 2のコマンドライン機能についての簡単な説明を表示するには、以下のように "--help" または"-h"をオプションとして指定します。
$ epsonscan2 --help
接続中のデバイスのステータスを取得するには、以下のように"—get-status" または"-gs"をオプションに指定します。
$ epsonscan2 --get-status [DeviceID|IP Address]
各パラメーターの意味は以下の通りです。
パラメーター | 意味 |
---|---|
DeviceID|IP Address | デバイスID*もしくはIPアドレスを指定する。 デバイスID+コロン+バス番号+コロン+デバイス番号で記載することで、 同デバイスID機種を複数接続して同時にコントロールすることも可能。例) DS-870:001:003 *デバイスID/バス番号/デバイス番号は”--list”コマンドで一覧を表示させることが可能。 参照:[10.4. ローカル接続中デバイスリストの表示] |
- 接続されているスキャナーが1つのみの場合、 [DeviceID|IP Address] は省略可能です。
- 接続されているスキャナーが複数存在している場合、
[DeviceID|IP Address] を省略すると最初に認識されたサポートしているスキャナーを使用します。 - デバイスの状態が正常である場合は、コマンドラインには特に何も表示されません。