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PPDファイルを使ったCUPSの設定方法

FAQ ID : LO00013
Created : 2008.10.30
Last modified : 2009.04.16

[PPDファイル インストール手順]
以下の手順では、Turbolinux FUJI 上に LP-S3000 用のPPDファイルをインストールする場合を例にしています。その他のディストリビューションをご利用中の場合は、適宜 お読み替えください。


  1. ダウンロードしたPPDファイルをCUPSのデータディレクトリーにコピーします。
    root権限で、以下のコマンドを実行してくさい。

    # cp Epson-LP-S3000-eplaser-jp.ppd /usr/share/cups/model/

    注) コピー先となるCUPSデータディレクトリーは、CUPSのバージョンおよ び、ディストリビューションにより異なります。
    例) Ubuntu 6.10 の場合は、/usr/share/ppd/ になります。

  2. cupsを再起動します。
    root権限で、以下のコマンドを実行してください。

    # /etc/init.d/cups restart

    注) 上記コマンドは、ディストリビューションにより異なる場合がありま す。
    例) Ubuntu 6.10 の場合は、以下のコマンドになります。

    # /etc/init.d/cupsys restart

  3. プリンターをCUPSに登録します。
    登録方法には、GUIから登録する方法と、コマンドラインから登録する方法があります。

    [GUIから登録する方法]
    以下の登録手順の途中で、認証が求められたときは、rootのユーザー名とパスワードをご入力ください。
    注) 以下の登録手順やGUIのメニュー名は、CUPSのバージョン、ディストリビューション、および言語設定により異なります。
    (1) Webブラウザーを起動し、 http://localhost:631/ にアクセスします。
    (2) [プリンタ情報] をクリックし、[プリンタの追加] をクリックします。
    (3) [プリンタ名] にプリンター設定名称を入力し、[続ける] をクリックします。他の項目は、任意でご入力ください。
    (4) [デバイス] からプリンターが接続されたデバイスを撰択し、[続ける] をクリックします。
    (5) [ベンダ名] からプリンターの製造元を撰択し、[続ける] をクリックし ます。
    (6) [機種名] から使いたいプリンターとドライバーの組み合わせを選択し、 [続ける] をクリックします。
    例) GS-LPD用LP-S3000ドライバーの場合、以下のように表示されます。

    "Epson LP-S3000 Foomatic/eplaser-jp (recommended)"

    (7) http://localhost:631/printers/ にアクセスし、登録したプリンターの "プリンタの状態:" が、"待機中, ジョブ受け付け中" であることを確 認します。
    もしそうでない場合には、登録したプリンターの [プリンタの起動]、[ジョブの受付] ボタンをクリックしてください。

    [コマンドラインから登録する方法]
    (1) root権限で、以下のコマンドを実行します。

    # lpadmin -p lps3000 -v usb:/dev/usb/lp0 \
    -P /usr/share/cups/model/Epson-LP-S3000-eplaser-jp.ppd -E

    注) 上記コマンドは、Turbolinux FUJI 上で、LP-S3000用のPPDファイルを、USB接続で登録する場合の一例です。上記コマンドの記述は、 CUPSのバージョン、ディストリビューション、使用するPPDファイル、プリンターとの接続方法により異なります。
    詳細については、以下のコマンドを実行しlpadminのマニュアルを参照してください。

    $ man lpadmin

    (2) 以下のコマンドを実行し、登録したプリンターが"idle" かつ"accepting requests"であることをご確認ください。

    # lpstat -p -a printer lps3000 is idle. enabled since Jan 01 00:00
    lps3000 accepting requests since Jan 01 00:00

    もし異なる場合には、root権限で以下のコマンドを実行してください。

    # /usr/bin/enable lps3000
    # /usr/sbin/accept lps3000

    注) 上記コマンドは、CUPSのバージョンおよび、ディストリビューションにより、コマンド名、パス名が異なります。
    例) CUPSのバージョンにより、/usr/bin/enable コマンドは、 /usr/sbin/cupsenable コマンドに変更されていることがあります。